制作実績

武蔵野文化生涯学習事業団ロゴデザイン

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30有余年の歴史を持つふたつの事業団の合併。その道標となるロゴをデザイン。

想い

2022年4月。武蔵野文化事業団と武蔵野生涯学習振興事業団が合併し、新たな事業団【(公財)武蔵野文化生涯学習事業団】が発足しました。それぞれ30年以上に渡り武蔵野市の市民の文化活動を支えてきた歴史ある事業団で、それぞれの管理施設をあわせると劇場、体育館、図書館など12もの施設に上るという武蔵野市最大の事業団です。クラウドボックスではその新たなロゴマーク(シンボルマークおよびロゴタイプ)の制作を担当させていただきました。

新しい事業団のキャッチフレーズは「楽しむ、出会う、分かち合う」。
ふたつの事業団がひとつになることで、これまでの営みや、蓄積してきたさまざまな資源を有機的に結び付け、市民や利用者に対する高いサービスの提供や、これまでにない新たな価値の創造・提供につながることを目的としています。

そこで、ロゴ制作のコンセプトは“次の30年に向けて、【武蔵野市民の「学び」と「よろこび」】の道標(集いの目印)となるロゴマーク”とし、そこから想起させるキーワードを抽出。それをベースに展開したロゴおよびロゴタイプの提案をさせていただきました。

カタチ

採用されたロゴマークは、テーブルを囲んで夢中で本を読む大人と子どもをモチーフとし、カタカナの「ム」の文字を象っています。
「学び」や「成長」を想起する場面であり、「文化」が「継承」されていく場面を表現し、キャッチフレーズ「楽しむ、出会う、分かち合う」によって、心に生きる「よろこび」が生まれている瞬間を描いた図です。

全体を手描き感のあるタッチにしたのは「創造」や「手作り」「人間らしさ」、そして形の不揃いなものも受け入れる「多様性」を表現するため。
全体の構図は最も安定した図形である正三角形に落とし込むことで、長年使用しても古びないマークを目指しました。

『吉祥寺かるた』などを通じて、地域とのつながりをより身近に感じるようになっていたこともあり、弊社制作のグラフィックが、地元・武蔵野市の新しい事業団のロゴマークに採用されたことはとても嬉しい出来事となりました。

Date
2022年1月
Creative Director
徳永 健