
制作実績
東京マラソン財団『東京マラソンかるた』



ランナー、ボランティア、ファン、運営…。「東京マラソン」を愛する人たちの想いを集めたかるたを制作
- 想い
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日本、そして世界中のランナーやマラソンファンに愛されている「東京マラソン」。
参加者はランナーだけでも数万人。沿道の観客は百万人に達すると言われる大都市東京の一大イベントです。ただ、それぞれのランナーやファンの胸には「東京マラソン愛」があったとしても、それを「分かち合う場」というものは今までありませんでした。
そこで、日本人なら誰もが一度は遊んだことのある「かるた」をつくることで、関わるみんなの想いを集めてシェアするような場がつくれないか、東京マラソンの魅力やあるあるを詰め込んで、海外の方にも日本文化に親しみながら「東京マラソン」をもっと楽しんでいただける「東京マラソン愛の結晶」のようなものが作れないか、と、お声掛けをいただきました。
- カタチ
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制作は、まず東京マラソン財団の方にプロジェクトを理解していただく目的もあり、財団内のワークショップから始まりました。
お昼休みの一部、一時間足らずの時間をいただいて、10数名の方にご参加いただきました。そして簡単なかるたづくりのレクチャーをした上で、みなさんにかるたの札を模したシートを渡して「あなたの中の『東京マラソン』をかるたの読み札にして書いて下さい」とお願いしたところ、ものの20分程度で、あっという間に100枚以上の読み札案が集まりました。運営に関わっている方たちの「東京マラソン」への愛を感じ、きっといいものができると確信できた瞬間でした。それから、SNSでの募集やメルマガでの募集、「偏愛東京」のウェブサイトを使っての募集など、各方面へ告知を広げ、最終的には1000近い札案を集めることができました。
完成品は東京マラソンEXPO(大会直前に開催されるイベントで、ランナー、ボランティアの方も皆参加される)で販売され、かるたの札の絵を使ったスタンプラリーも開催。子どもたちや海外の人にも大変好評だったとのことです。
- Date
- 2025/2
- Client
- 一般財団法人東京マラソン財団
- Creative Director
- 徳永健
- Art Director
- 園田理明
- Illustrator
- きょしょうさん