制作実績
キッコーマンのコーポレートブランドサイト「おいしい記憶」
キッコーマンのコーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」のウェブサイトをプラットフォーム型サイトに全面リニューアル。
- 想い
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キッコーマンのコーポレートスローガンは、「おいしい記憶をつくりたい。」という言葉。
2005年に食育スローガンとして制定され、2008年にコーポレートスローガンとなったこの言葉のもと、キッコーマンは数々の「おいしい記憶」を表現した作品を世に生み出してきました。テレビ番組やドラマ、ドキュメタリー、CM、グラフィック広告といった企業発信の作品の他、一般の方の「おいしい記憶」を表現した作品を募ったフォトコンテストやエッセイコンテストも開催するなど、その生み出した作品数は数千にのぼります。
「おいしい」という言葉は、世界共通の「しあわせ」な感情を表す言葉です。その記憶から紡がれた作品は、まるで「しあわせの宝石」のように、多くの人に共感と、じんわりとした感動を呼び起こすものばかりでした。けれど、今まではそれをちゃんと集約して、横断して楽しむ「仕組み」がなかったため、それぞれの作品はどこかで公開されてはいたものの、その世界に深く長く浸って楽しめる場がなかったのです。
- カタチ
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クラウドボックスが提案したのは【「おいしい記憶」の「プラットフォーム」となる場を作りましょう】ということでした。
「プラットフォーム」とはつまり、何かが集まり、そこから飛び立ち、さらにその価値が広がっていく「基点となる場」ということです。今回リニューアルしたサイト自体には、特に斬新なデザインの切り口があるわけではありません。構成もUIもある意味かなりオーソドックスなものです。でも「おいしい記憶」を味わうのに「斬新な切り口」が必要でしょうか?
このサイトの主役は、あくまで「おいしい記憶」を描いたコンテンツのひとつひとつです。
それらのコンテンツを料理に例えるなら、ウェブサイトはそれを載せる「皿」に過ぎません。皿が主張しすぎて料理の邪魔をしては本末転倒、ユーザーがコンテンツに集中してしあわせな時を過ごすことができるよう注意しながらクリエイティブを整えていきました。
そして、多くの人の「おいしい記憶」が集まってきて発信され、また誰かのしあわせな記憶を生み出す「基点となる場」となれるよう、ブレない想いでサイトを組み上げていきました。
- Date
- 2024年12月27日
- Client
- キッコーマン株式会社(「おいしい記憶」ウェブサイト)
- Creative Director
- 徳永健
- Art Director
- 園田理明
- Word Designer
- 竹野恭子